ルーブル美術館におけるナポレオンの絵画について

ルーブル美術館と言えば日本でもよく知られているフランスの美術館ですよね。

様々な傑作が展示されており、その中にはナポレオンに関連する絵画もたくさんあります。

それならば、ルーブル美術館にはどのようなナポレオンの肖像画が置かれているのでしょうか。

ここではルーブル美術館に置かれているナポレオンの絵画について紹介します。

ルーブル美術館の展示について

ルーブル美術館にはテーマ別の見学コースがあります。

火曜日以外はいつでも見学することができ、所要時間は大体1時間半と言われます。

ルーブル美術館はフランス王室のコレクションを元にして1793年に開館しました。

毎年様々な国から6,000,000人近い見学者が訪れると言われており、観光地としても知られています。

19世紀になってから芸術作品は美しさだけを求めるのではなく、現代社会における立場をも確立しつつあるとも言えるでしょう。

ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠

ナポレオンと言えば、ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠の肖像画を知らない人はいないのではないでしょうか。

ナポレオンのお抱え画家であり、フランス新古典主義の巨匠であるジャック・ルイ・ダヴィットが書いた大きな絵画作品です。

1804年、パリのノートルダム大聖堂でナポレオンの戴冠式が行われ、皇帝よりも位が高いローマ教皇に背中を向けたナポレオンが妻であるジョセフィーヌに冠を授ける、実際にはありえない状態が美しく描かれています。

この絵画の中ではナポレオンは実物よりも細く背が高く描かれており、ジョセフィーヌも若々しく描かれているそうです。

この作品はルーブル美術館では2番目に大きいとされています。

アルプス越えの肖像画

ルーブル美術館に所蔵されているものではありませんが、ナポレオンと言えばナポレオンのアルプス越えの肖像画を想像する人もいるのではないでしょうか。

皇帝に戴冠する前、統領であったナポレオンはアルプス声でイタリアを攻撃しようとしたのです。

ナポレオンの戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠と同様にお抱え画家によって描かれましたが、この肖像画も先ほどと同様、実物よりもよりよく描かれていると言われています。

中には、実はナポレオンが乗っていたのは白馬ではなくてラバだった、などという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

この絵はスペイン王の兄ジョゼフ・ボナパルトがアメリカに亡命する際に持ち去り、ニュージャージー州の屋敷に置かれていたと言われています。

しかしジョゼフィーヌが望んだため、フランスのパリのマルメゾン城に寄贈され、1830年のルイフィリップの7月王政によりベルサイユ宮殿に送られました。

まとめ

いかがでしょうか。

このような肖像画は実物よりもよく描かれているとよく言われますが、ナポレオンに関してもそれは同じだったのです。

この頃は写真がありませんので肖像画からどのような人物だったのか連想するしかないですが、ナポレオンがかっこよかったかと言われると、そうではないという説の方が有力のようです。