ナポレオンと言えばフランス革命の後に起こったフランス戦争において華々しく勝利を重ね、皇帝になった人物として慕われていますよね。
とは言え、そのようなナポレオンは実は背が低かった、実は不細工だった、など様々な逸話があります。
それならばナポレオンの若い頃は一体どのような感じだったのでしょうか。
ここではナポレオンの若い頃について解説します。
若い頃から頭がよかった
ナポレオンはその人生の終わりこそセントヘレナ島で残念な亡くなり方をしました。
しかしナポレオンは若い頃からその頭角を現しており、学生時代から戦術家だったと考えられています。
例えば、ナポレオンはパリの陸軍士官学校に通っていましたが、この時に仲間たちと雪合戦をした経験を持っています。
この際、雪合戦で勝利するための戦術を考え、次々と相手を倒していきました。
ですからナポレオンが戦術を考える能力に関してはこの頃から顕著だった、この頃からリーダーとしての素質があった、と考えられているのです。
若い頃はかっこよかった!?
当然ながらこの頃は写真がありませんので、歴史上に名前が残る人物がどのような顔だったのかということを探るためには、肖像画を見るしかありません。
ナポレオンの肖像画と言えばナポレオンの戴冠式が有名ですよね。
皇帝よりも身分が高いローマ教皇にナポレオンが背を向けて、妻であるジョセフィーヌに冠をかぶせている絵画は非常に有名です。
しかし、ここで描かれているナポレオンは実際よりも長身でかっこよく、さらにジョセフィーヌも実物より細くて美人だとされているのです。
これは噂ではなく画家自身が認めています。
食事に気を配っていた
ナポレオンは自分が暇になりやすいのではないかということに危機感を覚え、若い頃から食事量に気を配っていたと言われています。
とは言え、記録に残っている食事量は現在私たちが摂取している食事量よりも多く、かなり豪華であったと考えられます。
しかし軍事として戦争をしている頃はそのぐらいのエネルギーは必要であったと言えるでしょう。
若い頃はそれでも問題ないのですが、ナポレオンはセントヘレナ島に流された後も食事量を変えることができませんでした。
セントヘレナ島に流されてからは運動をすることもなく、1日のほとんどを寝て過ごしていたと言われています。
そのため、ナポレオンはセントヘレナ島に流されてから急激に太ったと考えられています。
まとめ
いかがでしょうか。
ナポレオンは若い頃の方が魅力的であったと言えるかも知れませんね。
実際のナポレオンは背が低かったのではないかとも言われていますが、この頃の平均身長を考えるとナポレオンがずば抜けて低身長であったというわけではありません。