ナポレオンとスペイン独立戦争について

スペイン独立戦争は日本においては半島戦争、スペイン反乱と呼ばれることもあります。

ナポレオンが行ったスペイン独立戦争とは一体どのような戦いだったのでしょうか。

ここではナポレオンとスペイン独立戦争について紹介します。

イベリア半島における戦い

ナポレオンが行ったスペイン独立戦争はイベリア半島によって行われました。

イベリア半島は土地が貧しく、食料が足りないため軍隊を養うことが困難だったのです。

フランス軍は30,000人の兵士を抱えていましたが、食料を集めることができないという問題からなかなか勝利を収めることができませんでした。

また、このスペイン独立戦争はスペインとポルトガルの経済的な構造を破壊し、その後大規模な内戦等を引き起こしたきっかけともなっています。

さらにラテンアメリカにおいてはスペインやポルトガルからの独立戦争が起こりました。

スペイン独立戦争のきっかけ

1806年、ナポレオンは大陸封鎖令をベルリンにて宣言しました。

しかしスウェーデンとポルトガルは中立を維持しており、ナポレオンの大陸封鎖令を無視したため、ナポレオンはこの2つの国に大陸封鎖令をを矯正するため、戦略を立て始めたのです。

1807年にティルジット条約が結ばれ、スウェーデンはロシアと戦争を起こすことになりました。

そしてナポレオンはポルトガルを支配することになったのです。

1807年10月27日、スペインとフランスはフォンテーヌブロー条約に調印しました。

ゲリラ戦

スペイン独立戦争は、イギリスがポルトガルとスペインを支援することによりフランスの大軍が釘付けにしたという事でも知られています。

そしてこの戦いは歴史上最も成功した民間人の戦闘の1つだったとも言われています。

この戦法はスペイン語で小さな戦争、ゲリーリャと呼ばれるようになり、これが現代にわたってゲリラ戦と呼ばれるきっかけとなりました。

なお、フランス軍が市民を虐殺する様子はゴヤの絵画、マドリード(プリンシペ・ピオの丘での虐殺)なんとでも描かれており、現代でも有名です。

また、この戦いそのものは小説やオペラでも愛されているカルメンの背景となっています。

カルメンはこのスペイン独立戦争が起こっている最中が時代背景になっているのです。

まとめ

いかがでしょうか。

スペイン独立戦争は世界史の授業などでスペイン反乱として記憶している人もいるかもしれないですね。

フランスは怖いもの知らずでしたが、イギリスにはなかなか勝利することができなかったとも言われています。