ナポレオンが着用したフランスの軍服とは

フランスの軍服というものは今では陸軍、海軍、空軍、そして海兵隊が来ている制服を指しています。

そしてフランスの軍服というものは世界各国に影響を与えているのです。

ここではナポレオンの時代に兵士たちが着ていた軍服について解説します。

フランス革命が始まったときの軍服

ナポレオン戦争が始まる直前にはフランス革命戦争が起こっていました。

この時代までヨーロッパの国々の兵士たちはお金で雇われている傭兵であり、この時代、まだ国民という認識はなかったのです。

しかしフランス革命戦争が起こったことにより人々は自分たちの生活や命をかけて立ち上がりようになり、市民という概念が出来上がりました。

フランス革命が始まる前、1762年にはフランスはドイツの軍服を採用し、イギリスの影響も強く受けていたのです。

そのためフランス革命が始まる頃の軍服は海外の影響を強く受けたものとなっていました。

ナポレオン戦争の時代の軍服

ナポレオンと言えば様々な戦いを勝利に導いた人物ですよね。

軍事制度や戦術は非常に新しいものであり、ナポレオンは戦略にもたけていました。

しかしその一方で軍服など、文化芸術的なものに関しては非常に古典的であり、ナポレオン戦争の時代の軍服はルイ16世の時代に逆戻りしてしまったのです。

非常に時代遅れのものとなり、この時代のフランスの軍服は他の国には何の影響も与えていません。

しかしナポレオン3世の時代になると軍服には独自のデザインが見られるようになっていきました。

ナポレオン軍の軍服

ナポレオン軍は一般的に大陸軍と呼ばれます。

服装そのものは1786年に作られた軍服のスタイルが採用されていましたが、ズボンに関しては革命時に作られたキュロットが採用されていました。

しかし、そんな中にもナポレオンジャケットや豪華な装飾を施したものもあり、エポレットなどもこの時代の特徴として挙げられます。

また、兵士たちが軍服の袖口で鼻水を拭いていたということでナポレオンが軍服の袖口にボタンをつけるように考案したとも言われています。

確かにボタンが付いていると袖口で鼻を拭くことができないですよね。

まとめ

いかがでしょうか。

ナポレオン時代の軍服といってもピンとこない人もいるかもしれません。

ナポレオン自身の軍服も、例えばアルプス越えの肖像画に描かれている程度であまりはっきりわからないですよね。

ナポレオンの時代の軍服は消して独特なものではありませんでしたが、この時代を象徴するデザインも存在するのです。