フランスにおけるナポレオンの墓について

フランスと聞けばナポレオンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

フランス革命戦争が起こり、その勢いはヨーロッパ全土を震撼させました。

周辺の国々が対仏大同盟を作り上げてフランスに対抗しようとしたにもかかわらず、フランスはどんどんその大同盟を打ち破っていたのです。

そんなフランスを率いた1人がナポレオンでした。

最終的には流罪となったナポレオンですが、そのナポレオンのお墓は一体どこにあるのでしょうか。

ここではナポレオンのお墓について解説します。

フランスのパリ、アンバリット

太陽と呼ばれた涙14世の時代に、アンバリットと呼ばれる旧軍病院があります。

今は軍事博物館として1部が公開されており、世界最大級のコレクションを見ることができます。

そしてこの教会にはナポレオンが眠っています。

教会と言えばとても神聖な場所ですが、その境界の中央に巨大な大理石の石棺が置かれており、この中にナポレオンが眠っているのです。

お墓というとひっそりとしたものというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、ナポレオンの石棺は観光スポットとしても有名です。

ナポレオンが眠るドーム教会

ナポレオンのお墓がある教会をドーム教会と呼びます。

これはフランス王家の教会であり、1677年から1706年にかけて建設されました。

全盛期でしたので、君主制を称賛する絢爛豪華な内装になっています。

フランス革命が起こっているときにはローマ軍が勝利祈願を行うための教会でしたが、ナポレオンが君にするようになってからは1800年、テュレンヌ将軍のお墓が設置されたことにより、軍事霊廟となったのです。

ナポレオンのお墓

1821年5月5日、ナポレオンはセントヘレナ島でその生涯を閉じました。

生前よく散歩をしていたと言われる「ゼラニウムの谷」の近くに葬られましたが、1840年にルイフィリップ国王の意向により、ナポレオンが本土に帰っていったのです。

フランス海軍提督の指揮のもと、美しい雌鳥という意味を持つ戦艦「ベルプール」に乗ってフランスに戻りました。

1842年、国王が建築家にナポレオンの棺を作るように依頼し、ドーム教会の地下には大きな納骨堂が作られました。

1861年4月2日、ナポレオンはここに安置されることとなったのです。

まとめ

いかがでしょうか。

島流しにあったナポレオンが本土で埋葬されているというのも面白いですよね。

それほどまでにナポレオンはフランスの歴史に影響を与えた張本人であるということがわかります。

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