1789年に起こったフランス革命戦争は世界でも有名ですよね。
そのフランス革命戦争に続き、ナポレオン戦争が起こります。
そのナポレオン戦争を勝利に導いた本人であるナポレオンはフランス国内に近代化を進めていきました。
ここではナポレオンが起こした近代化の内容について紹介します。
フランス民法典
ナポレオンが制定に関わったフランス民法典はナポレオン法典とも言われています。
ナポレオン諸法典と言われるときには特にナポレオンが政権を収めていたときの法典、ナポレオン五法典をさすことが多いです。
このフランス民法典によりナポレオンは国籍における血統主義を決めました。
さらに著作権というものを決め、近代化に大きく貢献したといえます。
後にこれがベルギーやドイツ、オランダで的をされることになり、1807年9月3日にナポレオン法典という名前に変えられました。
その後は民法典と呼ばれるようになり、ナポレオン法典という名前は廃止となりました。
ナショナリズムの展開
近代化の1つとしてナポレオンはナショナリズムというものを明確にしたといえます。
この頃のヨーロッパには国家という意識はありませんでした。
もともと国々も今のような国境線はなく、兵士たちは傭兵として雇われる形で戦争に挑んでいたのです。
しかしフランス革命が起こったことにより国民という見解が出来上がりました。
そして国民が自分たちの生活を守るために立ち上がり、フランス革命が戦争になっていったのです。
それがナポレオン戦争となり、人々はフランス国民として立ち上がるようになったのです。
フランス銀行
さらにナポレオンはフランス銀行を立ち上げました。
もともとは銀行券発行や手形割引、預金を業務とする私立銀行でしたが、1803年になるとパリによる発券の独占権を与えられ、中央銀行になったのです。
この時にはボナパルト一家が大口投資家となり、人口の発展に貢献しました。
このときのナポレオンはジョセフィーヌとともに戴冠式を迎え、皇帝としての一方踏み出していました。
そして1806年にはフランスの経済発展を実施するべく、銀行総裁や副総裁を任命制にするという近代化を行っていったのです。
まとめ
いかがでしょうか。
ナポレオンは戦争で勝利をしただけではなく、フランスという国を発展させるために様々な政策を行いました。
兵士としても優秀であり、政治を行い、さらに国の発展に貢献したナポレオンは国内外でも高い評価を得ていたのです。
ナポレオンは国内外問わず人気者だったといえます。