南アフリカでナポレオンが愛したワインとは

南アフリカのワインにはナポレオンが愛したと言われる場合があります。

クライン・コンスタンシアは南アフリカに存在するワイナリーですが、このクライン・コンスタンシアは1685年、ケープ初代知事のシモン・ファンデールが畑を開いたことから始まったと言われています。

ここでは、この南アフリカでナポレオンが愛したワインについて紹介します。

レ・ヴァン・ド・コンスタンス

南アフリカのクライン・コンスタンスで作られているレ・ヴァン・ド・コンスタンスはナポレオンが愛した夢として知られています。

これはナポレオンがセントヘレナ島に幽閉されている間、毎月30本ほどを船便で運び、毎日のように飲んでいたと言われているワインなのです。

死の間際にあっても、ナポレオンは他の喰べ物や飲み物を拒み、このレ・ヴァン・ド・コンスタンスを飲んだと言われています。

このワインは1800年代末、フィロキセラ病が広がってしまったことによりの製造が中止されました。

しかし1980年にまた復活したのす。

ちなみに日本でこのワインを購入すると1本あたり10,000円前後になります。

南アフリカはワインが特産

南アフリカと聞いても、なかなかワインを想像する人はいないかもしれませんね。

しかし、南アフリカというのは地中海性気候とぶどう栽培に適した土壌に恵まれており、特にケープタウンの東側は南アフリカを代表するワイン産地として知られています。

1659年、オランダ人のヤン・リーベックがぶどう栽培したことにより、ワインの歴史が始まりました。

そしてワインの生産量も増え、今では日本にワインを輸入しているワイナリーもたくさんあります。

ナポレオンが生活したセントヘレナ島

エルバ島を脱出したナポレオンはその後ワーテルローの戦いに敗れ、セントヘレナ島に閉じ込められました。

もともとはイギリスに身柄を任されましたが、ナポレオンの亡命の受け入れをイギリスが拒否したことにより、ナポレオンをこの孤島に閉じ込めることにしたのです。

セントヘレナというのは南大西洋に存在するイギリス領の火山島です。

アフリカ大陸から2800キロしか離れていませんので、このセントヘレナ島で生活していた時にナポレオンが南アフリカのワインを愛したというのは十分あり得る話だったと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。

南アフリカのワインと聞いても、なぜそんな地域のワインをナポレオンが愛したのかわからない、という人もいるかもしれませんね。

それはセントヘレナでの生活にあります。

アフリカに近いところで生活していたからこそ、ナポレオンは南アフリカのワインを楽しむことができたのです。