ナポレオンという人物はどのような生涯を送ったのでしょうか。
様々な戦いに勝利し、あらゆる栄光を手にしたナポレオンですが、最終的にはセントヘレナ島に流されて命を落としたということも知られていますよね。
ここではナポレオンの生涯について解説します。
貧乏貴族の出身
コルシカ島で生まれたナポレオンは8人兄弟の次男として育ちました。
母親はとても教育熱心であり、今でいう肝っ玉母ちゃんのような存在であったと言われています。
そんなナポレオンは猛勉強して学校でも良い功績を収めました。
例えば本来ならば4年かけて終了する課程を11ヵ月で終わらせた事はとても有名です。
学校にとっても11ヵ月で卒業というのは開校以来最短であったと言われています。
ここでの様々な戦術について学習したナポレオンはそこでの学習を戦いに活かしていったのです。
ナポレオンはフランス革命には興味がなかったと言われています。
しかしアミアンの和訳が破られたことにより、フランス革命戦争はナポレオン戦争へと変わっていきました。
ナポレオンは軍隊を率いてヨーロッパの大半の国々を支配するようになったのです。
国内外問わず人気があった
ナポレオンは人々にも愛されており、そのため食料の供給等には困らなかったとさえ言われています。
音楽家のベートーベンはナポレオンを生涯尊敬しており、ナポレオンに捧げるための交響曲「ボナパルト」を作曲しました。
ナポレオンが皇帝になったときに激怒し、表紙を破り去ったなどという逸話が残されていますが、それは真実ではないと言われています。
セントヘレナ島での生活
エルバ島に流されたナポレオンはその後エルバ島を脱出し、再度皇帝になりました。
その後ワーテルローの戦いに臨みますが最終的には敗北し、セントヘレナ島に流されます。
もともとはイギリスに亡命する予定でしたが、イギリスがナポレオンの亡命を拒否したため、イギリス領のセントヘレナ島に流されたのです。
食料には恵まれており、比較的豊かに生活をしていたのではないかとも考えられていますが、島の総督には不平等な扱いを受け、病気になっても医者に見てもらえる事はありませんでした。
死後の解剖では胃がんと胃潰瘍が見つかっており、これが死因だったのではないかと言われていますが、暗殺説なども否定しきれていない状態です。
まとめ
いかがでしょうか。華々しい生涯を送ったように見えるナポレオンは、とても残念な命の落とし方をしました。
ナポレオンの死因は明らかにはされていませんが、その遺体はフランスの教会で眠っています。