ナポレオンが患っていた病気とは?

セントヘレナ島で非業の死を解けたナポレオンは病気を抱えていたと言われています。

コルシカ島で貧乏貴族として生まれ育ったナポレオンは最終的にフランス軍を率いて戦い、ヨーロッパのほとんどを支配しました。

しかしセントヘレナ島に流されてしまったナポレオンはそこの気候に苦しみ、命を落としたのです。

それならばナポレオンはどのような病気を抱えていたのでしょうか。

ここではナポレオンの病気について紹介します。

死因は胃がんが胃潰瘍

実はナポレオンの死因というものは明らかになっていません。

セントヘレナ島の総督からも非常に残酷な扱いを受けたナポレオンは死亡した後に解剖されましたが、これといった死因を見つけることができなかったのです。

しかし、ナポレオンの胃からは癌と腫瘍が見つかりました。

これによりナポレオンは胃がんが胃潰瘍によって命を落としたと考えられているのです。

しかし、同時にヒ素による暗殺説も存在しており、残念ながらこれを覆すだけの有力な証拠がありません。

そのため、ナポレオンの死因は胃がんが胃潰瘍だと考えられる一方で暗殺等の理由も可能性としては存在するのです。

慢性的な胃炎だった

そんなナポレオンは病気として胃炎を患っていたのではないかといわれています。

実はナポレオンの肖像画などを見てみると、常に右手をポケットに入れていますね。

なぜナポレオンが常に右手をポケットに入れていたのかということもその理由は明らかにはなっていませんが、一説では慢性的な胃炎を患っており、痛みを堪えるためにポケットに手を入れてお腹を抑えていたのではないかと考えられています。

もともと慢性的な胃炎を患っていれば、胃に癌や胃潰瘍があってもおかしくないのかもしれません。

皮膚炎の可能性

そんなナポレオンは皮膚炎という病気を患っていた可能性があると思言われています。

様々な気候の国に出かけて戦うわけですから、衛生的にもあまり良いとは言えません。

実はフランスはまだまだ衛生観念が発達しておらず、例えばベルサイユ宮殿も今となっては絢爛豪華な場所ですが、この頃はトイレというものがありませんでした。

ベルサイユ宮殿には2000人を超える人が住んでいましたが、彼らはあちこちで用を足していたのです。

特に女性のハイヒールは排泄物を踏まないようにするため、この生活習慣から生まれたと考えられています。

そんな時代ですから、ナポレオンも皮膚炎という病気に悩まされたのかもしれません。

ちなみにポケットに手を入れている理由にしても、ポケットに手を入れて皮膚を引っ掻いているうちに癖になったのではないかとも言われています。

まとめ

いかがでしょうか。

ナポレオンがどんな病気を患っていたかという事は解剖からは明らかになりますが、死因は明らかにされていません。

いずれにせよ、強そうに見えたナポレオンは病気に悩まされていたということがわかります。

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