ナポレオンと言えば、フランス革命戦争から始まったナポレオン戦争を率いた人物であり、皇帝になった人物としても知られていますよね。
しかし、そんなナポレオンは最後は悲しい死を遂げました。
晩年というのはかなりの一生を生き、死に近づいた時期を察します。
それならばナポレオンの晩年はどのようなものだったのでしょうか。
ここではナポレオンの晩年について解説します。
セントヘレナ島へ
ナポレオンはもともとエルバ島に流されていましたが、フランスが第6回対仏大同盟に敗れ、ルイ18世が多いんに着いたことによりブルボン朝が復活し、そして連合軍がウィーン会議によって利害関係による緊張感を高めている間、エルバ島を脱出し、もう一度皇帝になったのです。
その間、連合軍は第7回対仏大同盟を結成し、ナポレオンはワーテルローの戦いに臨みました。
しかし完全敗北となり、最終的にナポレオンはセントヘレナ島に泣かされたのです。
ナポレオンが皇帝になっていた期間はわずか95日と短く、だからこそ百日天下と呼ばれています。
惨めな生活
イギリスはセントヘレナ島の総督、ハドソンにナポレオンを監督させました。
ロングウッドハウスと呼ばれる場所でナポレオンは生活をしており、基本的には自由に生きていたと言われています。
しかしこの総督にはかなりひどい扱いを受け、侮辱的なことも言われていますし、腐った食べ物を与えられるということもありました。
病気になっても消して治療をしてもらえるわけではなく、むしろナポレオンの病気が悪化した時、ハドソンはナポレオンの主治医をフランス本国に帰国させているのです。
これによってナポレオンは症状さらに悪化させ、1821年に生涯を閉じました。
豊富な食料品を持っていた
そんな病気に襲われたナポレオンの晩年ですが、ナポレオンは様々な食料品を輸入して豊かに暮らしていたとも言われています。
ナポレオンが生活していたロングウッドの屋敷には将軍やその家族、中国人を含むスタッフなどが揃っており、様々な国から持ってきた食料品を使い、豊かな食生活を送っていたのです。
その中でもナポレオンは南アフリカのワインを大切にしていたと言われています。
もともとフランス人でワインが好きだったナポレオンは、セントヘレナにおいては南アフリカ産のワインを重視し、それしか飲まなかったとも言われています。
まとめ
いかがでしょうか。
ナポレオンの晩年は非常に寂しいものではありましたが、同時に人々に囲まれ、それなりに楽しい生活をしていたとも言えます。
ただしナポレオンの死因に関しては暗殺説なども否定されておらず、いまだにわかっていないことがたくさんあるのです。