ナポレオンの末裔とは一体誰なのでしょうか。
ナポレオン自身に直系の末裔は存在しませんが、ボナパルトの家には子孫がいます。
ちなみに末裔というのは末の血統、子孫を指しますので、それは直系とは限りません。
ここではナポレオンの息子と末裔について紹介します。
ナポレオンの息子、ナポレオン2世
ナポレオンには3人息子がいましたが、1人は長男ではない嫡男、1人は愛人との間に生まれた息子、1人は妻ジョセフィーヌのつれ子だったため、基本的にナポレオンの直系に当たる息子は1人だけになります。
その1人、ナポレオン2世はマリー・ルイーズとの間に生まれ、オーストリアで暮らしました。
ナポレオンの残党を恐れたためにほとんど監禁状態の生活を送っていたとされています。
父親であるナポレオンを尊敬し、父親がセントヘレナ島で死去をしたという話を聞いたときには号泣しました。
しかしこの頃結核にかかり、21歳という若さで命を落としたのです。
これによりナポレオンの直系は途絶えました。
ナポレオン7世、その1
現在のボナパルト家の末裔は1950年10月19日生まれのフランスのシャルル・マリー・ジェローム・ヴィクトル・ナポレオン・ボナパルトであり、ナポレオン1世を筆頭にするとナポレオン7世に当たりますが、次の家長は息子のジャン・クリストフ・ナポレオンと争っているため、正式にナポレオン7世かどうかはまだはっきりとはしていません。
彼はフランスの政治家であり、実業家、作家でもあります。
パリ大学を出てコルシカ環境協会会長、国際ナポレオンアカデミー名誉会長などを務めており、アメリカ外交政策研究所の客員教授でもあります。
ナポレオン7世、その2
その息子であるジャン・クリストフは父親とナポレオン7世の座をめぐって争っている張本人です。
1986年7月11日に生まれ、実際には父親をナポレオン7世とし、ジャンが8世になるのではないかと考えられています。
母親がシチリア王位請求者の長女であるため、ブルボン家の血を引いているということがわかります。
父親であるシャルルは身分の低い女性と結婚したため、ナポレオン6世にあたる祖父がシャルルの継承権を剥奪したことにより、孫であるジャンがナポレオンの後継者になるのではないかと考えられているのです。
しかし、ナポレオン6世が死亡した後にシャルルが「自分こそがナポレオン7世である」と名乗ったことにより、末裔に関する論争が続いているのです。
まとめ
いかがでしょうか。
一般的な家庭では末裔などという事はあまり気にしないかも知れませんね。
ナポレオン家においては非常に大きな問題です。
誰が正式に7世となるのか注目の的ですね。